
タンボロッジで作っているアンデス精進料理の一つ、「雑穀団子のペルー風ソースかけ」です。
ペルーでは「アルボンディーガス・エン・サルサ」と呼んでいます。
「アルボンディーガス」とは、肉団子のことです。
大体豚肉を使うことが多いこの料理、タンボロッジではベジタリアンで作ります。


豚肉の代わりになるのは、「蕎麦の実」と「ナッツ類」(ピーナッツや胡桃、ひまわりの種など)です。
では、そのレシピを公開しましょうね。
材料・・5人〜6人分
蕎麦の実・・1合(炊飯器でお米のように炊いておきます。)
ピーナッツや胡桃、ひまわりの種など・・・1/4カップ
たまねぎ(中くらいのサイズ)・・・1/2個(みじん切りにする)
にんにく・・・1片(みじん切りです)
麦味噌・・・小さじ1
梅酢・・・小さじ1
コリアンダー(パウダー)・・・少々
ナツメグ(パウダー)・・・少々
塩、胡椒・・・好みの量
オリーブ油・・・大さじ1くらい
豆乳・・・適当な量
揚げるためのサラダ油
つなぎの小麦粉
以上が雑穀団子の分です。
トマトソース分
トマト(加熱用が一番よい)・・・3〜4個(湯剥きしてみじん切り)
たまねぎ(大)・・・1個(みじん切り)
にんにく・・・1片(みじん切り)
オリーブ油・・・小さじ1くらい
塩、胡椒・・・好みの量
赤ワイン・・・大さじ2
水・・・1/3カップくらい
さて、作ってみましょうね。

まず、蕎麦の実は炊飯器などで、ご飯と同じように炊きます。
このとき、水分はご飯のときよりも1〜2割くらい多くしたほうが、やわらかく炊けていい感じです。

炊き上がった蕎麦の実を、フードプロセッサー、またはすり鉢とすりこぎ棒などで、荒くつぶします。
ナッツ類も同じく、すりつぶします。ややプチプチ感が残る感じにします。
たまねぎとにんにくををオリーブ油でいため、上のすりつぶしたそばとナッツに混ぜ込みます。
そして香辛料を入れ、隠し味の味噌、梅酢も入れ、塩、胡椒します。
そのままだと、つなぎの小麦粉を混ぜると硬くなりすぎるので、豆乳を入れて硬さを調節します。

さて、それを丸めて油で揚げると、「肉団子」とほとんど見分けがつかない「雑穀団子」が出来上がります。
ソースは、いろいろと自分で工夫してもいいし、単に「中濃ソース」をかけて食べてもおいしいですよ。
ペルー風のトマトソースは、
まずたまねぎ、にんにくを油でいため、そこへトマトを入れます。
しばらく中火でいためると、トマトから果汁が出てきてます。
そこからは弱火でことこと煮て、煮込んできたら、赤ワイン、塩、胡椒を入れ、水で具合を調節して出来上がりです。
これでやっとできました。

これからは食欲の秋ですね。
こんな肉団子もどきを作って、肉を食べずにヘルシーな食欲の秋を楽しみましょうね。