福岡市の郊外の自然が残る海辺の地に、母娘で営む小さな小さな農家レストラン、「自然農穀菜食の店“ミノリ・アン”」があります。
九州に出かける前に、webで一生懸命検索していたときに、たまたま見つけたレストランです。
この日は(12月4日)予約して、ついにお邪魔することが出来ました。やった〜〜

このレストランは、1日限定6名のみで、しかもお昼だけの営業です。
料理はすべてベジタリアンで、しかも手作りで、そこに使う野菜は、お母さんが営む「ミチコファーム」という名の農園で育てるものをふんだんに使っています。
その農園の野菜の育て方も、なんと「無農薬・無施肥・不耕起栽培」という究極の栽培方法。

すばらしい・・・

さてさて、さっそくお部屋に通されて、お食事をいただくことになりました。

さて、これが「前菜」です。
すごくいろいろなものが乗っていて、見た目も楽し〜〜


前菜のプレートに、こんな面白くおいしいものが乗っていました。「ベジタリアンうに」そして「ベジタリアン海老フライ」。
さて、何で出来ているでしょうか・・
海老は、ラディッシュの葉っぱを少し根元を残して切り、尻尾に見立てたんですって。面白〜〜い


次なるものは、大根のスープです。
縁に乗った黒いものは、「黒米のライスペーパー」ですって。
これも手作りされているそうです。
そして、中に一株入ったラディッシュがかわいいですね。
次は、「ピーナッツ豆腐」です。
くず粉とピーナッツをじっくり加熱して作ったそうですが、今回のコースは「クリスマス」をテーマにしているので、仕掛けがしてありました。

最初は何もないただの「ピーナッツ豆腐」。
でも、たれをかけると・・・・なんと「もみの木」が浮かび上がってきました。
すごい

面白〜〜い

こんな発想、今までしたことがありませんでした。
今度ぱくっちゃおっと。


こちらは“おこげ”。
ふかふかの湯気が上がって鉄板がジュージュー音を立てています。
パリパリおこげに手作り湯葉、トウガンとニラとミズナのあんをかけ、紫色の辛味大根のおろしを載せていただきます。おいしいおいしいミノリ・アンの体も心も温まる「熱々おこげ」です。
更に数品出てきたところで、いよいよメインディッシュです。
ベジおでん鍋です。
そして、むかごご飯で最後におじやにします。


おでんと中に入れる「具」、そして薬味たち。
おじやもおいしそう・・・。
さて、最後の楽しみ、スイーツです。

左上:大根のランプ、右上:プレゼント、左下:和菓子(トナカイ)、右下:フォンダンショコラ、中央:シャーベット
クリスマスムードいっぱいでしょ!
大根のランプには感動しました。
良くぞこんなもてなしをしてくださいました。
素晴らしいです。
感動の嵐・・・
今までいろいろと食べ歩きましたが、こんなに感動して食べたのは、初めてかもしれません。
それに、たくさんの手作り料理、すべておいしかったです。

タンボロッジの支配人と、ミノリアンの母娘さんで記念撮影です。
今日は本当においしく、心のこもった食事を出してくださり、ありがとうございました。
この後、ミノリアンの野菜の供給元、「ミチコファーム」を見学させていただきました。
その様子はまた明日。