2009年01月19日

ポトシの夜

さて、夜になりました。
季節は初夏(南半球のため、日本の逆)と言うのに、標高4090mのポトシの町は冷え込みます。
そんな中、お昼に約束したチューニョ料理を食べるべく、レストラン「ポトチ」へと向かいます。

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レストラン「ポトチ」の目の前の、ライトアップされた教会がとてもきれいに見えました。ぴかぴか(新しい)

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レストランの中では、こんなシンプルな「ガスストーブ」が活躍しています。
何しろガスボンベから直接だもんね。
日本だったらこういうストーブは、絶対に発売禁止になるだろうな〜〜なんて考えちゃいました。
でも、私たちを温かく迎えようという「誇り高きケチュア人」のオーナーさんの心が伝わってきて、身も心も暖かです。揺れるハート

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寒い夜には、まずは温まる食前酒から・・・手(チョキ)
これは「チチャ・デ・ホラ」という、アンデスの大衆的な「トウモロコシのどぶろく」です。
トウモロコシの種を発芽させ、それをつぶして煮込み、酵素を添加して甘くした後にイーストを入れて発酵させて作ります。
アンデスでは、「自家醸造」が認められています。
そしてそれを売ることもOKなんですよ。
日本と大違いですね。
禁止してしまうと、「醸造文化」が廃れてしまってよくないと思うのは、私だけでしょうか??むかっ(怒り)

それにしても、この「トウモロコシのどぶろく」とってもおいしいです。
まるで少しこってりしたビールのような感じで“ぐいっ”と飲んでしまいました。ビール
度数は、ビールよりも少し少ない感じです。

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さて、こちらが楽しみにしていた「白チューニョ」のスープです。
チューニョの固形分は入っていませんでした。
粉にして使ったそうです。
とてもクリーミーでおいしいです。わーい(嬉しい顔)
人参とチューニョ粉、クリームとにんにく、パセリなどで作っていると言うことでした。

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水に戻した「白チューニョ」を見せていただきました。
ずいぶん小さいですね。
オーナーさんに聞いてみたところ、小さい白い「凍結乾燥じゃが芋」のことを、ポトシでは「チューニョ・ブランコ」と呼んでいるそうです。
ボリビアでは普通、白いチューニョのことは「トゥンタ」と呼んでいると聞いていたので、訊ねてみると、
「トゥンタ」はもっと大きいそうです。
地域によっていろいろな呼び方があるので、なんだかだんだんわからなくなってきて??????exclamation&questionという気分です。

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メインディッシュはやはりアンデス原産の雑穀、「キヌア」のごはんと、「にんにくのソース」を頼みました。

こうして寒いポトシの夏の夜は更けていくのでした。
posted by 料理長 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2008年アンデス食べ歩き

スークレからポトシへ

11月21日になりました。
この日は、2日ほど滞在した「スークレ」の町からバスで4時間ほどの銀山で栄えた町「ポトシ」へ向かいました。
地図はこちらを見てくださいね。
「ポトシ」はその昔、スペインの植民地だった頃に「銀山」で大変栄えた歴史のある町です。
ポトシには何と教会が30もあるそうですから。
そして標高は何と4090mもあり、空気が薄いので、いきなり行くとかなりきつい町なんです。

さて、お昼にこの町に着きました。
この町には、誇り高い「ケチュア人」の方がやっているレストランがあるというので、行って見ることにしました。
レストランの名前は「Potocchi」(ポトチ)という、かわいい名前です。

「ケチュア人」というのは、インカの時代に帝国を築いた民族の名前で、今でもアンデスではこのケチュアの人たちがたくさん住んでいるんですよ。
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シンプルな店構えですね。
ではさっそく食べることにしましょうね。

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まずは飲み物です。
これはボリビア名物、「アピ」という飲み物です。
「アピ」は、その地方によっていろいろな作り方があるようです。
通常は「紫トウモロコシ」の粉を使った「ドロットした」紫色のドリンクですが、ここでは黄色をしていました。
ここでは何でも、「紫トウモロコシ」を使わずに、通常の白いトウモロコシの粉を使っているそうです。
まず、りんごジュースにスモモを摩り下ろし、クローブ(丁子)を入れて煮込み、最後にトウモロコシの粉を入れてどろっとさせて作るそうです。
酸味と甘味とクローブの香りがとてもおいしく感じられます。
ホットだから余計においしいですよ。わーい(嬉しい顔)

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マッシュルームのクリームパスタです。
「肉」は入れないでとお願いしたので、入っていません。
結構おいしいですよ、これって。

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こちらは卵OKのKYさんの頼んだ「スクランブルエッグのパスタ」です。

ところで、このレストランの「誇り高きケチュア人」のオーナーさんに、「ここではチューニョ」を食べているかを訊ねました。

「白いチューニョならあるぞ」
という答えが返ってきました。
そこで、食べたいと言うと、
「今晩来たら作っておこう」
ということでした。
わ〜〜〜いわーい(嬉しい顔)ここでもチューニョが食べられるぞどんっ(衝撃)
これは楽しみです。るんるん

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、午後のひと時は、ポトシ観光に行きましょう。
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きゃ〜〜〜どんっ(衝撃)どんっ(衝撃)こわ〜〜〜いたらーっ(汗)たらーっ(汗)
高所恐怖症の支配人がびびります。
片時も手すりから手を離せません。
ここは教会の屋根の上なんです。
この「サント・ドミンゴ教会」は、屋根の上に上らせてくれるんです。
ここからのポトシの眺めは最高ですよ。
びびらずに上りましょうね。猫

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やった〜〜〜
屋根の上だ〜〜〜たらーっ(汗)たらーっ(汗)
そして片時も手すりから手を離せません。

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教会からのポトシの眺めです。
正面の山は、昔栄え、今でもたくさんの銀を産出する「銀山」です。

ここでの労働は、今でもかなり過酷だそうです。
ほとんど「防塵マスク」もせずに働いているので、ポトシでは「塵肺」に苦しむ人が後をたたないそうです。
ボリビアの社会派歌手「ルイス・リコ」(Luiz Rico)の歌に、そのポトシの鉱山労働者のことを歌った「Palliri」と言う曲があるのですが、過酷な労働に耐えて、この町で暮らし、仲間が次々に「塵肺で倒れていく」と歌っています。
それでもその息子は「鉱山労働者」になるんだという閉塞感も歌い上げています。
そんな経験をしても、ポトシから離れた者は、「ポトシに戻りたい」・・・・と願う
という内容です。
悲しい歌ですが私はこの歌が大好きで、この歌を聞くと、いつもポトシを思い浮かべるんです。もうやだ〜(悲しい顔)
(ポトシに私が最初に行ったのは1983年です。年齢がばれちゃうかな・・・)
posted by 料理長 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 2008年アンデス食べ歩き