今年の7月の終わりころのお話です。
なんとなく、普通のスイーツのレシピ本をぼんやりと眺めていました。
懐かしい「シュークリーム」のレシピ。
そういえば、マクロを意識して以来、食べていないな〜〜〜

結構好きだったんですよね、これって。
クリームはいくらでも、動物性のものを使わずに作ることができますね。
ところが、「シュー皮」となると、なかなかうまくいきませんからねえ・・・・
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普通のシュークリームって、バターとお水を鍋で溶かし、そこへ小麦粉を入れ、しばらく熱を加えて練るんです。
少しさめたら、解き卵を少しずつ入れて、少し柔らかめの生地を作り、絞り袋に入れて絞り出し、焼くんですね。

ふと思いつきました。

「そうか〜〜〜、小麦粉は加熱しているので、結着力はもうないな。すると、卵のたんぱく質だけで固めているんだ。」と。
そうなんですよね。
たんぱく質をたくさん含んだ卵を使い、生地を作り、高温のオーブンで焼きます。
すると、最初に表面のたんぱく質が固まって、まるで風船みたいになるんですね。
そして、中の水蒸気が加熱によりもっと増えてくると、今度は膨らんだ風船が破けて、裂け目ができる。そして空洞もできるんです。

と、言うことは、たんぱく質が多ければ、シュー皮ができるんだな。ふむふむ・・・

とひらめき、ちょうど手元にあった「お豆腐屋さん」から分けてもらった「濃い豆乳」で実験してみました。
普通のレシピのバターを菜種油に代え、卵を濃い豆乳に代えての実験・・・・・
果たして結果は・・・・・・・

風船が膨らんだぞっ

これはすごい

大発明


と、思いきや、少しさめると、あっという間に風船がしぼんでしまいました。
とほほほほ〜〜〜〜


ということは、「たんぱく質」を増やせばいいんだ

そこで登場したのが、最近タンボロッジで愛用している高蛋白食品の「麻の実ナッツ」。
「麻の実」のレシピ本には、「麻の実豆腐」というのがあり、にがりを使って「麻の実豆腐」を作るレシピが出ています。
結構、これもおいしいんですよ。
自分でも2〜3回作ったことがあります。
だから、たんぱく質を増量するにはもってこいです。
液体ではないので、薄まることがありませんから。
それからいろいろと、材料の配合の割合を変え、作りまくりました。
やがて・・・・・・・・・
実験は成功を収める時がやってきました。
万歳

・・・万歳

今までほとんどの人が成功していないと思われる「マクロビ・シュークリーム」が完成しました。

ほらほら、本当にリアル。
普通のシューにそっくりです。
食感も味も、もしかしたら本物以上かもしれません。
何しろ、「麻の実ナッツ」のおいしいコクがたっぷり。
かくして、「マクロビ・シュークリーム」は開発されました。
うれしいな〜〜〜〜〜


特許を取りたい気持ちですが、たった2〜3日で開発したものに、特許が認められるとはとても思いません。
そこで、レシピは明日公開しますからね。
是非、皆様、見てくださいね。