
変な形をした「瓢箪」

なんちゃって〜〜〜

実はこれ、「カボチャ」なんですよ。
「バターナッツ」という名前です。
「バター」やら「ナッツ」やら、なんだか「こってり」した名前が付いていますねえ。

でも、割とあっさりしていて、「ホクホク」していない、煮ると「べしょっ

」としてしまうタイプのカボチャです。
名前と味が全然違う

・・・騙されてしまいそう・・・・


切ってみると、種の部分が少なく、とても得した気分になります。

でも、「皮」は堅いので、剥かなければいけませんが・・・・



カボチャはアンデス原産です。
で、アンデスではこのカボチャのように、「べしょっ」としたタイプがほとんどですので、そこが日本との違いですね。
この「べしょっ」としたのを利用して、タンボ・ロッジでは毎年このカボチャで「ケチャップ」を作っています。
では、今年もさっそく「カボチャのケチャップ」を作るとしましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カボチャのケチャップは、「トマトケチャップ」を作るより全然楽にできてしまいます。

なぜかというと、
(1)・・煮詰めなくてよい。
(2)・・暑い夏ではなく、涼しい秋に作れる。
(3)・・りんごジュースで煮込むので、甘み付けのために事前に「米飴」を作らなくてもよい。
お〜〜〜、いことだらけ


でも、一つ欠点があります。

それは、色が黄色いので、紅いトマトケチャップに比べて「地味」なこと。
でも、とってもおいしいし、トマトケチャップよりは「陽性」なので、これからの寒くなる季節にはもってこいですね。


まずは、半年ほど前に仕込んでおいた「ハーブビネガー」を漉します。
このハーブビネガーは、ホール状のハーブとお酢を長い間漬けこんで、ハーブの香りをしみ出させたもので、この匂いをかいだだけでも、「お〜〜〜

ケチャップの匂い」というものなので、ケチャップ作りには欠かせません。
どんな風に作るかというと、
お酢1カップに対して
タイム4g
シナモン4g
セージ6g
ローリエ20枚
クローブ18本
をホールのまま入れ、3ヶ月ほどつけておきます。それを布で漉して出来上がり。なお、1年くらいつけておいても大丈夫ですよ。

「お酢」は自分の好みのものでOKです。
たとえば、米酢ならばちょっと和風に、りんご酢ならばヨーロッパ風、ワインビネガーならば地中海風〜〜〜

今回は、「米酢」を使いました。
米酢といっても、こだわりのおいしい米酢ですよ。

その米酢について、
詳しくはこちらを見てくださいね。おいしいんだから・・・


玉葱と皮を剥いたバターナッツカボチャをりんごジュースで煮込みます。
軟らかくなったところでミキサーにかけ、ドロドロのピューレ状にし、鍋に戻して「自然塩」、「ハーブビネガー」を入れて少し煮込みます。
煮込む際に、常にかき回していないとこの写真のように、温泉の

「坊主地獄」のようになってしまい、飛び散るので注意しなければいけません。


さて、おいしいカボチャのケチャップができました。
瓶に詰めて
「脱気殺菌」して保存します。
これからの秋の夜長に、色々と楽しめるケチャップができてうれしいで〜〜〜す。