2013年01月08日

ミサと夕食(ロンセスバージェスにて)

巡礼初日のきびしい峠越えを終えて、へろへろになりながらも到着したスペイン側の小さな町「ロンセスバージェス」。夕食前の時間に、巡礼者の旅の安全を祈るミサが教会で行われます。

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ロンセスバージェスの教会では、毎晩巡礼者の無事を祈るミサが行われます。
私たちも、アルベルゲ(巡礼者用宿泊施設)にチェックインしてシャワーを浴び、落ち着いたところでミサに出席しました。手(チョキ)

パイプオルガンの荘厳な響きの中、司祭たちが賛美歌を歌いながら登場します。
このオルガンの音が鳴り始めた途端、なぜか私は涙が止まりませんでした。
ああ、神が降りて来たんだ・・・ぴかぴか(新しい)
と感じてしまった・・・・
こんな感じ、アンデスでコンドル見た時以来です
別に悲しいことやうれしいことが特別にあったわけではありません。
そして、めちゃくちゃ感動したと言う実感があるわけでもありません。
それなのに、なぜだか涙があふれてしまいました。


巡礼者たち、前へ・・・と言う司祭の言葉に促され、峠を一緒に越えて来た巡礼仲間たちが進みでます。
そして、峠を無事に超え、始まったばかりの巡礼に、司祭が祝福をしてくれました。
じ〜〜んと心の中に響く素晴らしい感覚。ぴかぴか(新しい)
そしてパイプオルガンの荘厳で美しい響き。
とても素晴らしい時間です。るんるん

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ミサの後は、この街でただ1軒しかないバル&レストランで、巡礼者のための夕食をいただきます。
もちろんメニューはたった一つしかありまっせん。
セットメニューで、水またはワインと、スープとメインディッシュが付いたものです。

この日の巡礼者の中で、私たち以外の唯一の日本人、大輔君と「乾杯〜〜〜バー

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じゃが芋と青菜のスープです。
疲れ切った身体にしみ込むおいしさ。どんっ(衝撃)
標高950mのこの町は、さすがに夜はとても冷え込みますからね。

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メインディッシュです。
魚か肉か?と聞かれたので、迷わず「魚」と答えましたが・・・・・
すぐにお姉さんが戻ってきて、「ごめん、魚はあと一つしかないの。もう一つは肉でも良い?。」
来た来た〜〜、初日から選べない世界に突入。たらーっ(汗)たらーっ(汗)
でも、これを食べないことには、25Km、標高差1200mの峠越えで消耗した体力の回復は望めないし・・・・

と言うことで、支配人と半分ずつ、肉と魚を分けて食べました。猫

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バスク地方、ナバーラ州の名産は「ニジマス」。
虹鱒の塩焼きが登場しました。
「醤油、欲しい〜〜」と思わず叫びたくしまった・・・・モバQ

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夜のアルベルゲ(巡礼者用宿泊施設)。
こうして巡礼路一の厳しい初日は更けて行きました。三日月


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ここでちょっと一息、アルベルゲ(巡礼者用宿泊施設)で面白い張り紙が・・・・・
これ、マジ???・・・
さすがにブーツを流せるトイレなんて、世界中探してもないだろうな〜〜。わーい(嬉しい顔)
見かねた日本人が直した跡がありますが・・・・
とても笑えました。わーい(嬉しい顔)

一番きつい、巡礼第1日目

11月4日(日)、いよいよ巡礼の第1日目が始まります。この日はこの巡礼路の中で一番きついんです。何しろ距離は25Kmもあるし、何より標高差1200mを登り、600m降りるというかなりハードな道なんです。あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

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朝はまだ暗いうちからアルベルゲ(巡礼者用宿泊施設)を出発します。
何しろ11月ですから、かなり日が短くなっているので、暗くなる前に目的地のスペイン側の街、「ロンセスバージェス」(Roncesvalles)に着かなくてはいけませんから。

この巡礼の前に、10月に「会津駒ヶ岳」や「燧ケ岳」などに立て続けに登って、訓練した成果が問われる日でもあります。ふらふら

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雨が降っていました。雨
天気予報によると、この日は一日雨だそうです。
巡礼路最強の日に、雨とは雨とほほほほ〜〜〜
と嘆いてはいられません。
この日を選んだのは自分ですから・・・・たらーっ(汗)

町を離れ、雨の中を少しずつ登って行きます。

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だんだん雲の中へとはいって行きます。
次第に「サン・ジャン・ピエ・ド・ポル」(saint-jean-pied-de-port)の街が遠くになって行きました。

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約5.8Km程行くと、「ウント」(Hunto)と言うところに出ます。
標高は350mほど上がった地点ですが、ここでこの日の唯一の食べ物が食べられるところなんです。
お昼にはとてもはうやい時間だけれど、とにかく何かを食べなければ、お腹が減ってこの厳しいルートを踏破できないですから・・・猫
と言うことで、「チーズサンドイッチ」を「カフェ・オーレ」をいただきました。
だって、これしかないんだもの、メニューが・・・とほほほほ〜〜〜もうやだ〜(悲しい顔)

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だんだん登るにつれ、雨は降っているけれど、雲の上に出てきました。曇り
出発した町は、はるか雲の下です。
美しいピレネーの風景。
でもその美しさと裏腹に、道はだんだんきつくなっていきます。あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

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標識に導かれて、厳しい登りを登って行きます。
路はしばらくは舗装道路なので、足元はきつくないのですが、この雨と寒さでちょっとへばり気味の私。バッド(下向き矢印)

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日本を出発する直前に、餞別にいただいた「一口羊羹」。
こんな時に備えて、持ってきたもんね。
雨なので、ゆっくりと座って食べられないけれど、羊羹パワーで登るぞ〜〜。

食べるとだいぶ元気になりましたよ〜〜。手(グー)

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きつい登りは続きます。あせあせ(飛び散る汗)
雨も降りしきるし・・・雨
最悪のコンディションだけれど、新しく巡礼のために買ったゴアテックスの合羽のおかげで、快適に歩けました。手(グー)

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やっと巡礼路は舗装道路から分かれて、山道を登るようになりました。
もうすぐ峠ですからね、頑張らなくっちゃ。手(グー)

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ここはフランスとスペインの国境にある泉。ビール
北スペインやピレネーは、水がいいので、湧水や水道の水がそのまま飲めるんです。
ありがたいです。

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そして泉のすぐ先にあるこの柵が、スペインとフランスの国境です。
なんだか「国境」と言うと、もっとしっかりしているかと思っていたけれど、拍子抜けしちゃいました。モバQ

でも、ここからはスペイン語の世界です。
私にとって、「ほにゃららら〜〜」の言葉の世界とはお別れです。(スペイン語は、アンデスに良く行っていたおかげで、程ほどに話せますから。)るんるんわーい(嬉しい顔)


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落ち葉が深くたまっています。
でも、スペインだもんね。手(グー)
軽快に歩ける感じがしちゃいますよ〜〜。るんるん

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出発してから歩くこと、8時間、やっと「レポエーデル峠」に着きました。
ここは標高1430m!標高差1230mを登ってきたんです。

私たちよりも30分早く出発した韓国人の女性に追いついちゃいました。
結構へばっている模様。たらーっ(汗)
お互いに励ましあいながら、峠を下ります。
彼女とは、しばらくやはり追い抜いたり抜かされたりで、巡礼路の真ん中辺まで似たペースで歩きましたよ。

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もう辺りが薄暗くなり始めるころ、やっとこの日の目的地の「ロンセスバージェス」に着きました。
もうへろへろに疲れた私たち。たらーっ(汗)
もちろん私たちだけでなく、一緒に出発したすべての巡礼者が疲れ切っていたのは間違えありませんけれど・・・・
でも、人里って、ホッとするな〜〜〜。ぴかぴか(新しい)

巡礼の前に

11月3日の午後に、カミーノ・デ・サンティアゴ(北スペインの巡礼路)の起点、フランスとスペインの国境地帯の街「サン・ジャン・ピエ・ド・ポル」に着いた私たち。猫
いよいよ翌日に巡礼が始まります。手(グー)

まずこの巡礼に際して、自分で決めたことが2つあります。

その1・・・すべてのことを受け入れること。
これは、たとえば、巡礼の道は、都会ばかりを通るわけではなく、相当な田舎も通ります。
そこで、食べるものも限られてくるので、出されたものはすべて受け入れるということです。
私たちはベジタリアンですが、それは別にアレルギーがあり、肉や魚を食べると体がおかしくなったりするというわけではなく、まあ言ってみれば、選択肢のある場合の趣味みたいなものだと思っています。
田舎の食堂で、肉や魚しかメインディッシュがない場合、それを食べるしかないではないですか!。exclamation×2
だって、巡礼は一日に大体20Km前後は歩きますから、相当体力を使います。
毎日パンとコーヒーだけで過ごすことは到底できませんからね。

その2・・・すべてのことは、自分から出ていると言うこと。そしてその責任も自分にあるということ。
他人のせいなどと言うことは、巡礼ではあり得ません。(巡礼じゃなくとも、人生の中ですべてはそうなんですけれど・・・)
たとえば、夕方遅くなってアルベルゲ(巡礼者用宿泊施設)に着いたとしましょう。
遅くなったのは、自分の足が遅かったからで、電車やバス煮の乗るのではないので、「電車が遅れた」とかの言い訳は通用しませんからね。
そして、道に迷ったりしても、それは自分がついうっかりしていて、案内板や標識を見落としたからで、決してそれらが見にくいせいではありません。
だって、みんなが同じ道を通るんですもの。
そして道に迷ったことも、何か必要なことだと受け入れることが肝心だと考えました。

そういう心づもりで、巡礼はスタートします。ダッシュ(走り出すさま)
さてさて、巡礼の結末はどうなるでしょうか??。
お楽しみに〜〜〜。るんるん