2017年01月04日

Yungayの町へ

この記事は2016年11月1日〜12月18日まで、私達が南米アンデス諸国を食べ歩いた時のことを後から記事にしたものです。

11月9日(水)、チャビンからアンデスを越えてワラスでランチを食べ、アンデスの秘湯「モンテレー温泉」に入って私たちは「ユンガイ(Yungay)」の町にやってきました。
ワラス〜ユンガイ間は、コレクティーボと呼ばれる「ワンボックスカー」の乗り合いバスが走っていて、約1時間半で到着します。
私たちは途中のモンテレー温泉から乗ったから、1時間で着きましたよ。
さて、このユンガイの町から絶景ルートのアンデス越えの道を走るコレクティーボがあるという情報を事前にキャッチしていたので、まずはそれを確認しました。
情報通りに、朝7時にユンガイのバスターミナルを出るとのこと。
しかし、乗客がいっぱいで乗れないと困るから、予約はできるかと聞いてみたところ、乗客が多いと増車するそうです。
これで一安心ですよ。
もう夕方なので、まずはホテルを確保し、翌朝早いから食料も確保しないといけませんね。
ということで、市場に行ってみました。

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到着したユンガイのアルマス広場。
まずはホテルを探します。
荷物はワラスの宿に預けてあるので、かなりの軽装備の私たち。
このユンガイの町は結構新しい町なんですよ。
というのも、実は1970年5月30日に発生した大地震により、ペルー最高峰の「ワスカラン」の氷河が大崩落し、約15,000,000㎥の土砂と氷塊が3000mの標高差から流れ落ち、時速300kmでユンガイの集落を襲ったそうです。
ワスカランとユンガイは、直線距離で僅か15qしかありませんので、逃げることは不可能だったんでしょうね。
当時のユンガイの人口は約18,000人であったけれど、なんと!!、そのほとんどが死亡したそうです。
その後、ペルー政府は、ユンガイの地を国有化し、国立墓地に指定して掘り返すことを禁止し、旧市街から南に約2kmの場所に新しいユンガイの町を建設したので町が新しいんですね。
なんだか壮絶な悲しい歴史を秘めたアンデスの町ですよ、ユンガイは。

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ユンガイの町は標高が低いです。(2500m)
なので、ヤシの木が茂っていたりして、結構温暖です。
標高6768mのワスカランからたった15qしか離れていないなんて信じられません。
宿を決め、まずは翌日の食料確保と夕食を食べに、町の中心のアルマス広場に出かけてみました。
氷河を戴く「Cordillera Blanca(白い山脈)」と「サンタ川」を挟んで向かい合う「Cordillera Negra(黒い山脈)」が広場から良く見えました。
黒い山脈も氷河こそありませんが、標高は高く、5000mクラスの山がいくつも連なっています。

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市場に行くと、なんだか人だかりのあるパン屋さん発見!!。
こういうパン屋さんはおいしいんだよね。
ということで、明日の朝食のパンは確保決定です。

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素朴なパンがたくさん売られていました。
ふわふわではないけれど、このような素朴なパンは、中力粉クラスのペルーの小麦粉で作られています。
とてもおいしいんですよ。

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果物屋さん発見!!。
バナナ、ミカンにオレンジ、ブドウやリンゴまで売られています。
しかし、バスの中で食べるのだから、やはり食べやすいミカンとバナナを買いました。

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おっ、CDやDVDを売るお店発見!!。
実は私、ここアンカッシュ県の「Shiuas(シワス)」生まれで今回の目的地でもある「Pomabamba(ポマバンバ)」の音楽コンクールで優勝して頭角を現した「Aita Fajardo(アニータ・ファハルド)」という女性歌手が大好きです。
でもね、首都のリマではあまり売っていないの、彼女のCDは。
しかし、出身県のご当地だからきっとあると思い、お店で聞いてみました。
そうすると、あるある、結構ありますよ。CDで8枚、DVDが4枚もある!!。
わたくし大喜び!!。やはりご当地が良いですね。
写真のおじさんの真ん前に上向きで置いてあるのがそのDVDですよ〜〜。
ところが!!!後でわかったのですが、同じCDを2枚つかまされていたのです。
1枚ジャケットがないCDがあったのだけれど、お店のこの写真のおやじに聞いてみると、「他のとは違うやつだ」というではありませんか!!。
だからね、ファンとしては買っちゃいますよ、安いし。
しかし、単にこのおやじがジャケットをなくしたCDを売りたかっただけなのね。
あ〜〜騙されました。一杯食わせられましたよ。(笑)
私の好きな「Aita Fajardo」の歌を聞いてみたい方はこちらのリンクをクリック!!。
ユーチューブの画像付きが見られます。
このYainoという曲は、ポマバンバの町を見下ろす山中にある「遺跡」を題材にした曲で、インカの時代に栄えた「Yaino」に思いを馳せ、当時を偲んで歌う名曲だと私は思っています。ファンだからね。(笑)

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さて、食料等の買い出しも終わり、標高も低くなったし、明日の快晴を願って、ビールで乾杯と行きましょう。
お酒の強いYさん、ビール大瓶なんですけど・・・・。
なになに、3人で飲むから足りなかったらもっと追加しましょうね。・・・だって。
さすが酒豪!!。(笑)

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料理はこちらを食べました。
ペルー料理の代表格、「Lomo saltado(ロモ・サルタード)」です。
本当は牛肉と野菜の炒め物ですが、炒めるときに肉を入れる料理なので、あらかじめ「牛肉抜き」の野菜だけの炒め物で作ってもらえますよ。
醤油とお酢を隠し味に使う料理なので、どことなく中華っぽいペルー料理です。
今回のは醤油が効いていて、日本人にはたまらないお味でしたよ。

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ピリ辛の唐辛子と玉ねぎとパクチーを入れた薬味です。
これを少しつけるとさらにおいしさアップです!!。
posted by 料理長 at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016年アンデス食べ歩き

アンデスの秘湯(3)モンテレー温泉

この記事は2016年11月1日〜12月18日まで、私達が南米アンデス諸国を食べ歩いた時のことを後から記事にしたものです。

火山国ペルーにはいろいろと温泉があります。
ペルーのスイスと言われる美しいアンカッシュ県にももちろんたくさんあります。
その中で、今回は3回目となる「秘湯」巡り。
11月9日(水)は、アンカッシュ県の県都ワラスから乗り合いタクシー(コレクティーボ)で20分くらいの場所にある、ちょっとメジャーな温泉「Monterrey(モンテレー)温泉」に行ってみました。
モンテレーはこの日の目的地「Yungay(ユンガイ)」の町への途中にあるので、ちょっと寄り道には最適です。

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さあ着きましたよ、モンテレー温泉。
入口でチケットを買って入りましょう。
この温泉に私が入るのは3回目です。
1回目は1983年の超昔、バックパック旅行で1年間南米を廻ったときに入りました。
2回目は2005年のアンデストレッキングの時に、歩き終わって入りました。
プールタイプと個室タイプがあるので、もちろん個室タイプに入ります。

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個室タイプは綺麗な浴槽を完備した部屋がずらりと並んでいます。
ドアが開いている部屋に入り、栓をして蛇口をひねり、お湯を満タンにして入ります。

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ここは本当に湯量が多いです。
あっという間に浴槽いっぱいにお湯が満たされ、至福の時間がやってきました。
あ〜〜、気持ち良いです。
赤い色をした、少し甘い塩気を感じる鉄塩泉で、体がすごく温まります。

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こちらは外にある、子供用のプール温泉。

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大人用プールは個室タイプの上にあり、プールタイプのチケットの人しか入ることはできません。
しかし、面白い注意書きが・・・・
18歳以上しか入れません。
いちゃつき禁止・・・・なんだかユニークだなぁ〜〜。(笑)

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看板の写真にあるようなことはすべて禁止ですって。
ビール飲んだり食べ物食べたり、ボール遊びもダメだって。
ちょっとキビシイなぁ〜〜、この温泉。(笑)
posted by 料理長 at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016年アンデス食べ歩き

ワラスの「ベジタリアン食堂」

この記事は2016年11月1日〜12月18日まで、私達が南米アンデス諸国を食べ歩いた時のことを後から記事にしたものです。

11月9日(水)、チャビンからワラスに戻ってきた私たち。
この日はワラスで泊まらずに、「Yungay」という町まで移動します。
翌日にペルー最高峰の「Huascarán(ワスカラン、標高6768m)」のすぐ横を通る絶景ルートでアンデスを越えようというつもりだからです。
しかし、ワラスに戻ってきたのが午後2時。
朝が軽いランチだから、お腹すきました。なんだかいつものフレーズですね(笑)。
で、この日はワラスの中央市場の食堂街にあると噂を聞いていた「Comedor vejetariano(ベジタリアン食堂という意味)」に行ってみることにしました。

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ワラスの中央市場(Mercado central)はかなり広いです。
食堂の並ぶコーナーも、いろいろな食堂がひしめき、なかなかベジタリアン食堂が見つかりません。
同じような店構えばかりだからねぇ。(笑)
で、地元の人に聞いて、ようやく辿り着きました。
さて、何を食べようかな。
キッチン、かなり狭いですね。
なので、メニューは今日の定食しかありまあせん。
ではその定食をいただきましょう。

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最初は野菜のサラダです。
ブロッコリー、キャベツ、紫玉葱など、いろいろな野菜が食べられます。
小さめのステンレスのお皿にぎっしりと盛られていますよ。

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2番目に出てくるのは、ペルーの定食には付き物のスープ。
でもちょっと量が多い!!。
なので半分にしてもらったのが次の写真です。

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アーティチョーク、ホワイトジャイアントコーン、キヌア、雑穀や青菜などが入ったスープでした。
とてもおいしかったですよ。
アンデスのスープはおいしいものが多いです。

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メインディッシュはこちら。
お皿からあふれそう。
もう少し上品に盛って欲しいな!!。だって食べにくいじゃないですか!!。
で、茶色い部分はアマランサスを緩く煮て味付けしたもの、緑の部分は、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、グリンピースを炒めてから煮たものに、ほうれん草ペーストを入れて緑色にしたものだそうです。
ご飯は雑穀ごはん。
それにしても盛が多い!!。
スープ半分にしてもらったけれど、お腹いっぱいです。
これとお茶がついて、一人6ソーレス、約190円は安いです。

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お店のおばちゃんと写真を撮りましょう。
このお店、意外と男性の一人客が多いです。
店の前の席でも2人男性だもんね。
男性と話をしてみると、何でも「体に良いから毎日食べに来ているよ」という人が何人もいました。
田舎の町で、こんなことがあるなんて驚きです。
日本だったらおっちゃんたち、きっと「肉はないのか」と吐き捨てるように言うんだろうな〜〜。
ペルーの田舎、意外とベジに理解がありますね。
posted by 料理長 at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016年アンデス食べ歩き

霊峰「Huantsán」を見に行く

この記事は2016年11月1日〜12月18日まで、私達が南米アンデス諸国を食べ歩いた時のことを後から記事にしたものです。

11月9日(水)、朝食を軽めにチャビン村のカフェテリアで食べた私たちはさっそく、霊峰「Huantsán」(ウァンツァン、標高6395m)を見に行くべく、村のタクシーに交渉してみました。
運転手の若いお兄ちゃんは、う〜〜ん、としばし考えて、往復30ソーレスでどうだと言いました。
(約960円)
展望台までどれくらいかかるかわからない私たちは、言うがままにOK。
でもかなり大変な山道でしたよ。
僅か3qとはとても思えません。それも登り一辺倒だし、タクシー使ってよかったです。(笑)

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さっそく山道を登り始めました。
眼下にチャビンの村とその右側に昨日見学したチャビン・デ・ワンタルの遺跡が見えています。
なにしろスタート地点の標高が3140mですから歩いたら高山病で倒れそうですよ〜〜。
町からこの高さまで歩くのだって、相当つらいはずです。。
そして道はさらにアンデスの山をぐんぐん登っていきました。

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途中、川の向かい側の斜面にめちゃくちゃ急峻な畑が登場!!。
あんな斜面を耕しているの!!、と驚くばかり。
高所恐怖症の支配人は、畑にすら行けそうにありません。(笑)
アンデスの人ってすごいです。

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途中小さな集落を通ります。
アンデスの斜面にへばりつくような集落です。

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川を挟んで左右に急な畑が広がるアンデスの風景。
奥深い山に抱かれて、果てしない風景が広がります。
川の上流から下流を見ています。

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またまた急峻な畑登場!!。
本当にそうとう足腰強くないと、ここで農業できませんねぇ。(笑)

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山の上まで広がる畑と、先ほど通ってきた小さな集落。

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垣間見るアンデスの農村の日常風景。

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この道の最奥の集落「Nunupata」。
道はその少し先で途絶えていました。

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道の終点にはなんと!!、学校が。
ここから先へは歩きでしか行けません。
しかし、地元の人は歩くらしい!!。
アンデスを越えて、ワラスまで半日ちょっとだと聞きました。
そんなに早く私には無理だなぁ〜〜。

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終点からの帰り道、パン焼き釜のある民家。
この地域のパンはここで焼いているようです。

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子犬と子猫のいる風景。
なんだかゆったりとした時間が流れるアンデスの山村風景です。

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雲の合間からついに霊峰「Huantsán」(ウァンツァン、標高6395m)の山頂が顔を出してくれました。
この時期は「雨期」の始まりの季節で、1日中快晴ということはまずありません。
そんな季節でも、比較的午前中は天気が良かったりします。
しかし、この日は朝から山の上に雲がかかり、とても残念だけれど、良く見える場所からも霊峰は見えませんでした。
ところが、帰りの一瞬ですが、このように山頂を拝むことができました。
私たち、きっととてもついているんですよ〜〜。
ありがたい山を拝むことができて、うれしいです。

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牛が畑を耕しています。
急斜面の畑が広がるアンデスでは、耕運機は入れられませんからね。
あんなに急だったら、耕運機は川に転がり落ちてしまうに違いありません。
原始的にも見えますが、これがアンデスの原風景に感じてしまいます。

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霊峰「ウァンツァン」を一瞬でも眺められた私たち。
午前11時のバスに乗って「Huaraz」の町へと戻ります。
posted by 料理長 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016年アンデス食べ歩き

チャビン村で朝食を

この記事は2016年11月1日〜12月18日まで、私達が南米アンデス諸国を食べ歩いた時のことを後から記事にしたものです。
正月休みの間、旅行記はお休みしていましたが、再開しましょう。

11月9日(水)、この日はチャビン村から再びアンデスを越えて、ワラスへと戻ります。
でも道路が舗装され、今ではたった3時間で行けるので、余裕たっぷりの私たち。
実は前日の「チャビン温泉」からの帰り道、展望台へ3qという看板を見てしまった私達。
看板によると、「Apu Huantsán」(標高6350m)が見えるんだそうです。
Apuというのは、アンデスでは「霊峰」を意味する言葉です。
そんな山なら見てみたい!!。
しかもたった3qなら、もしかしたら歩いていけるかも!!。
あっ、でもここチャビン村は標高3140m。
展望台だから、絶対に登りに決まっています。
だから、歩いていくのはやめて、タクシーに聞いてみることにしました。
でも前の日夕食抜きだったから、お腹がグぅ〜〜!!。(笑)
まずは朝食を食べに行くことに・・・。

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朝8時のチャビン村のアルマス広場。
カフェテリアがオープンしていました。
さっそく朝食をいただきましょうね。

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朝食は種類が少なかったです。
パンにタマル(アンデス風トウモロコシの蒸し物)そしてパパイヤのジュースとペルー式のコーヒーの、軽めの朝食となりました。

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ペルー式コーヒーって知っていますか??。
まず最初にカップにお湯が入って出てきます。
このお湯はカップを温めるためのものではありませんから、くれぐれも捨ててしまわないようにね。
実はこれに濃く抽出した深煎りのコーヒーエキスを入れて飲むんですよ。

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ではコーヒーエキスを注ぎます。
ペルー初心者の頃は、「醤油」かと思ってしまった私。
でもこれにもう慣れてしまいました。(笑)
さて、軽めの朝食の後、展望台へと行ってみましょうね。
どんな風景が待っているのか、とても楽しみです。
posted by 料理長 at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016年アンデス食べ歩き