2017年02月01日

キトの創作料理レストラン「Achiote」

この記事は2016年11月1日〜12月18日まで、私達が南米アンデス諸国を食べ歩いた時のことを後から記事にしたものです。

11月23日(水)、エクアドルの温泉の町「Baños de agua santa」から首都のキトへやってきた私たち。
夕食は宿の本当に近くにあるエクアドルのフュージョン料理(創作料理)レストラン「Achiote」(アチョーテ)で頂きました。
このレストランはベジ対応食があるのです。
実は事前に調べていて、絶対行きたいレストランの一つでした。
それが宿のすぐそば、歩いて2分くらいのところにあるなんて、なんとラッキーなことでしょうか。
同行のYさんは、自分で調べていた「レバニラ定食」が食べられる中華レストランへ行くことに。
なんだか突然食べたくなったみたいですよ。(笑)
なので、支配人と2人で行ってみました。

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新市街の「マリスカル地区」は比較的治安が良い地域です。
だから、深夜でなければ暗くなっても歩いていくことができるんですよ。
街路樹が茂る、落ち着いた街です。

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宿から歩くこと約2分、やって来ました目指すレストラン「アチョーテ」。
アチョーテとは、アンデスで料理などによく使う一種の「食紅」が取れる植物の名前です。
お店の名前の看板の上の、まるで唇のような絵がその植物「アチョーテ」の実なんですよ。

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席に案内され、頼むものを決めました。
まず最初に薬味が出てきました。
左が「Salsa de vinagreta(サルサ・デ・ビナーグレッタ)」、にんにくと油脂とお酢と塩コショウで作った、エクアドルのソースです。
これがとてもおいしい!!。
味はやや甘めの味です。
食事が終わるころには全部なくなっていました。(笑)
そして右は「タルウィ(チョチョ)」の実の薬味。
チョチョ、またはタルウィは前にも紹介しましたが、高地に咲く「ルピナス」の花の種なんです。
毒があるので2週間程度水晒しして毒抜きが必要ですが、とてもおいしい豆なんですよ。
それが入っていて、とてもおいしいのですが、結構辛い!!。
これは全部は無理でした。(笑)

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付け出しのように出されたものがこれ。(注文品以外です)
白人参とトウモロコシのパンですって。
どうやらそれにキャッサバ芋を練り込んであるような食感です。
皮がなんか、そうだなぁ〜〜、粘りのある甘くない白餡のような感じですから。

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中を割ってみるとこんな感じで中身が出てきます。
トマトや玉葱などの具が入っていて、かなりのおいしさです。

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2つ目の料理は、「Emborrajados de plátano」という料理です。
メニューの説明を見ると、サクサク感に覆われた杖と書いてありました。
加熱用バナナ(plátano)を使った料理です。
やや単調な味ですが、そこがさっきの「薬味」の活躍場。
薬味をつけて食べると本当においしい!!

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3皿目は「Llapingachos」という料理です。
これはジャガイモをマッシュして味付けし、団子にして焼いたもの。
マッシュポテトのおやきのようなもので、実はタンボ・ロッジでも時々作っています。
アボカドディップをつけて食べるのがおいしい!!。
素朴なコロッケのような料理です。

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こちらは「Vegetales al grill」、野菜のグリルです。
色々な野菜がグリルされていますが、丸いバナナの輪切りのようなもの、これがめちゃうま!!。
これは「ヤシの新芽(パルミット)」です。
しかし日本でこれを食べようとすると、缶詰しかありません。
生のものをグリルすると、本当に悶絶するようなおいしいさ。!!
これ、日本でも手に入れたい!!!。
でも無理だよね、生だもの。
ほかの野菜のグリルもおいしいのですが、ダントツにパルミットに軍配が上がりました。

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ご飯ものは「ほうれん草とバジルのごはん」。
これも深い味がしました。
しかしご飯粒が大きい!!。
これはエクアドルの特徴みたいで、どこで食べてもご飯粒が大きいんです。

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なんだか美しく出てきたもの、これは「Ceviche de palmito」、パルミット(ヤシの新芽)のセビッチェです。
アンデス諸国にたくさんあるマリネのセビッチェ。
本当にいろいろなレシピがあるし、国によって味が違ったりします。
23年前にエクアドルに来た時には、ケチャップをかなりたくさん使った甘いセビッチェでした。
しかし今はどうもそうではないらしい。
ケチャップはほんの隠し味的に使い、そんなに甘くなくなっていました。
なんだか昔のエクアドルの甘いセビッチェと、昔から甘くなく、ケチャップを使わないペルーのセビッチェをミックスしたような味です。
左のお皿は、甘くない加熱用バナナのチップスと、はじけないアンデスのポップコーンがおつまみのようについています。
しかし、パルミットがおいしい!!。
どうしましょう。(笑)

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食後はコーヒーの国、エクアドルのコーヒーをいただきました。
濃厚な深い焙煎のコーヒーで、とっても薫り高くおいしいです。

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さらに、スイーツも食べちゃいました。
これは「Buñuelo」、小麦粉の生地を揚げたシンプルなおやつです。
手前のソースは「グアバのソース」。
シンプルだけどこの酸味のあるソースにブニュエロをつけて食べるとおいしいです。
posted by 料理長 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016年アンデス食べ歩き

エクアドルの首都「キト」へ

この記事は2016年11月1日〜12月18日まで、私達が南米アンデス諸国を食べ歩いた時のことを後から記事にしたものです。

旅行記の記事、ちょっと滞っていましたね。
時間が少しとれるようになったので、再開です。
11月23日(水)、エクアドルの温泉の町「Baños de agua santa」からバスで私たちは首都のキトへやって来ました。
赤道直下のこの首都はアンデスの高原にあり、標高が約2800mあるので気温が丁度良く、いつも春のような温暖な気候で「常春の都」と言われています。
昼は半袖で過ごせるけど、夜は長袖が1枚あればよいという、本当に理想の気候です。

私たちが常春の都キトに着いたのは午後1時少し前です。
キトにはバスターミナルが2つ、北と南にあり、南から来た私たちは、南のバスターミナル「キトゥンベ・バスターミナル」に到着します。
ここから町の中心まで約10q離れているので、路線バスで移動しました。

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新しくできた「キトゥンベ・バスターミナル」。
23年前に私たちが来た時にはもっと市内に近いバスターミナルだったんです。しかし、新しいバスターミナルができたと聞いていました。
こんなにきれいで近代的なターミナルとは驚きです。
しかし、情報によると、このターミナルやターミナル周辺は治安が悪いということ。
緊張しながら路線バス乗り場へと急ぎます。

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普段渋滞が激しいエクアドルの首都「キト」。
その渋滞を避けるため、新しい交通システムが構築されていました。
それは、バス専用レーンを走る、2〜3両連結の路線バス。
電気を架線から集めて走るトロリーバスの「トローレ」と、エンジンタイプの「エコビア」、「メトロブス」という3種類に大別されています。
比較的治安が良い新市街の「マリスカル地区」に宿を取りたい私たち。
まずは複雑な路線を乗り継いでいくことに。
色々な人に聞きながら、1回乗り換えで何とか目的地に到着しました。
1回乗るのに25セント、約30円くらいですからかなり安いです。
エクアドルは通貨が米ドルなので、換算が楽ちんです。(笑)

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宿を決め、ちょっと遅めなので軽いお昼ごはんを食べに街に出てみました。
宿の近くにこんなかわいいカフェが。
「El cafecito」というお店です。
さっそく入って、軽いものをいただきましょう。

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これは「Pastel de Calabacín y zanahorias」、ズッキーニとニンジンのケーキです。
甘いけれど、野菜のケーキですよ。
おろしたズッキーニと人参が入って、そしてなんと!!チョコレートソースと粉砂糖が周りに。
チョコレートの原料のカカオがエクアドルは名産ですからね。
これ、結構おいしいです。

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こちらは「Pudin de chocolate vegano」、ビーガンのチョコレートプディングです。
とろみ付けにゼラチンではなく、未熟のトウモロコシ(チョクロ)を使っているそうです。
それにしてもクルミたっぷり!!。
バナナも入っています。

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ジュースは一人1杯頼みました。
「Tomate de Arbol」のジュース。
この「トマテ・デ・アルボル」とは、日本では「タマリロ」、または「ツリートマト」、「木立トマト」などと呼ばれていますが、トマトの近縁種で、常緑の小木、つまり「木」なんです。
写真は次に出しておきましょう。
アンデスの市場ではあちこちで見ることができますよ。
酸味があってとてもおいしいトマトです。
でも現地ではこのジュース、何も言わないとたいてい砂糖が入った甘いのが出てきます。
だから頼むときに「砂糖抜きで」と言わないといけませんが、このお店ではうっかりそれを言うのを忘れていたけれど、砂糖抜きで出てきました。
うれしいです。(^O^)/

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写真の真ん中の赤いのがその「Tomate de Arbol」です。
ラグビーボールのような形のトマトですね。

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コーヒーの種類も多いし、ビーガンのメニューもあるのがうれしいです。
エクアドルもコーヒーがたくさん採れる国ですからね。

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店の庭ではコーヒーの生豆を天日干ししていました。
さすがコーヒーの国エクアドル。
posted by 料理長 at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016年アンデス食べ歩き

支配人のキムチづくり

数日前に、タンボ・ロッジの支配人が初めてキムチを仕込みました。
キムチは去年の3月に韓国へ行ったときに習ってきたのですが、その後白菜の季節が過ぎ、作れずにいました。
しかし今は白菜の季節真っ盛り。
そこでメモと記憶を頼りに仕込んでみたのです。
もちろん「アミ」や「魚醬」を使うところを、タンボ・ロッジでいつも作っている「醤油麹」を使ってみました。
だから、ビーガン・キムチです。
韓国でキムチを習った時の記事はこちらです。

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白菜の葉一枚一枚に塩をまぶして5〜6時間置いておきます。

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5〜6時間経ちました。
白菜の葉を水で洗い、そこへキムチのほかの材料を刷り込んでいきます。
材料は低農薬のリンゴのすりおろしを除いてすべて自然農法、またはオーガニックというこだわりようです。

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数日漬け込んで、今日食べてみました。
めっちゃウマ!!。
支配人がこれに気をよくしてたくさん作ってほしいです。(^O^)/
posted by 料理長 at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | タンボ・ロッジの加工品