2017年03月07日

リマ最後のランチはビーガン・レストラン「Sana vegan café」

この記事は2016年11月1日〜12月18日まで、私達が南米アンデス諸国を食べ歩いた時のことを後から記事にしたものです。

12月15日(木)、いよいよこの日の深夜、ペルーの首都Limaの国際空港へ行く日です。
さすがにこの日は美食レストランには行きませんでした。
だって3回、コロンビアを含めると4回も立て続けにコース料理を食べるなんて、ちょっと負担が大きすぎます。(体への負担と財布への負担)(笑)。
そして荷物を整えないといけないですからね。
結構買い物もしたので、荷物は予想以上に膨れ上がっていました。
レシピ本もたくさん買ったので、これも重たい!!。
というわけで、私たちが泊まっている宿のすぐ近くにあるビーガン・カフェで食べることに。
このカフェは、リマに到着した翌日、この旅行の最初にランチを食べに行った思い出のお店です。

IMG_2900.JPG
これが今回の旅行で買い求めたレシピ本。
全部で9冊もあります。
左は、コロンビアの本2冊、エクアドルの本1冊、メキシコの本1冊、そしてペルーの小さめの本3冊。
右の2冊は、下の本は有名シェフの「ガストン」のレシピ本、上の黒い本はコロンビア1の美食レストラン「Leo」のコロンビア中の食材を研究していることが書いてある本です。
全てタンボ・ロッジに置いてありますので、興味がある方はおいでになったときに見てくださいね。
だけどこれだけでも相当重いっすよ〜〜。

IMG_2247.JPG
さて、やって来ましたビーガン・カフェ「Sana」。
お昼の定食はなんと!!10ソーレス。(1ソーレス=約34円)。
ガストンのコース1回で30回は食べられます。(笑)

IMG_2249.JPG
ランチは日替わりです。
この日のメニューは黒板に書いてありますよ。
前菜は赤キヌアのスープ、またはフレッシュサラダ。
メインディッシュは「ご飯のお庭」と書いてあります。
豆腐のオーブン焼きとサルサがかかっているみたいですね。
そして「レモングラスのドリンク」付です。

IMG_2250.JPG
こちらはレモングラスのドリンクです。

IMG_2253.JPG
こちらが「赤キヌアのスープ」。
キヌアは一般的には生成りの色のものが主流ですが、黒いものと赤い(茶色い)ものもあるんですよ。
日本ではあまり見かけませんけどね。
その赤キヌアをたっぷりと使い、ツルムラサキ科の「オユッコ」という芋とホワイトジャイアントコーンが入っています。
とろりとしていて、ビーガンと思えないくらいのおいしいスープです。

IMG_2261.JPG
こちらがメインディッシュの「ご飯のお庭」。
庭のように色々なものが入っていて、綺麗ですね。
豆腐のオーブン焼きがコロコロと入っていますよ。
ほとんどチャーハン的な感じですが、醤油は使っていませんでした。

IMG_2256.JPG
そして私が頼んだのは、「Sanquches nikkei」(日系のサンドイッチ)というものです。
今ペルーでは、「日系料理」というのが一つのジャンルになりつつあるのです。
どういうものかというと、移住した日本人1世の子孫の2世、3世、4世が、子供の頃に親しんだお爺ちゃんやお婆ちゃんの料理(和食です)を巧みにペルー料理に取り入れて、ほかの世界ではない個性のある料理を作り上げているんです。
そんな料理を日系料理と呼んでいるようです。
そしてこのサンドイッチはその「日系料理」のひとつです。
トーストしたパンに、照り焼きの豆腐と炒めてマリネにした野菜を挟み、ビーガン仕様のタルタルソースをも塗ったサンドイッチです。
中身たっぷり!!。
しかし日本人の私にとっては、そんなに目新しい感じはしませんでしたよ、おいしかったけど。(笑)

IMG_2269.JPG
さて、最後にビーガン・スイーツも食べましょうね。
今日が最後ですからね。(言い訳)
こちらはチアシードのプディング。
ココナッツミルクの中に、チアシードが入っています。
グラノーラとレーズンとマンゴーと苺も入り、上からビーガン・カスタードクリームが掛けてありました。
これ、おいしいです!!甘さも控えめ。

IMG_2270.JPG
これは「Tres leches」、3つのミルクという意味のスイーツです。
通常は加糖練乳と無糖練乳と、カスタードクリームという3タイプのミルク系クリームを使うスイーツですが、此処のお店は「ビーガン」ですから、乳製品は使いません。
代わりに、豆乳とココナッツミルクとそれを使ったカスタードクリームで出来ています。
おいしそう!!。

IMG_2275.JPG
2つのビーガンスイーツを前に、にこやかな支配人。
ダメですよ、全部一人で食べては。
私も半分食べますからね。(笑)

IMG_2276.JPG
中身はこんな感じです。
ベーキングパウダーを使ったスポンジ生地が少し重たいです。
でもペルーのビーガンのお店も少しずつレベルが上がっているように感じました。
posted by 料理長 at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016年アンデス食べ歩き

リマの美食レストラン(3)IK

この記事は2016年11月1日〜12月18日まで、私達が南米アンデス諸国を食べ歩いた時のことを後から記事にしたものです。

12月14日(水)、私たちのアンデス旅行で丸1日使える最後の日となりました。
翌日の深夜には空港へ行かないといけないからです。
そしてペルーのリマでの美食巡りも最後となります。
前日はシェフが映画の主人公にもなり、ラテンアメリカレストランベスト50でも毎年評価の高いレストラン「Astrid & Gaston」へ行きましたが、この日はそれとは対照的に、ラテンアメリカベストレストラン50にもランクインしていないけれど、同レベルのレストランと思われる、「ミラ・フローレス地区」にある「IK」というレストランに行くことにしました。
実はここ、前の日の帰り道に直接寄って予約しておいたんです。

IMG_2243.JPG
予約してある時間よりも20分近く早くついてしまった私たち。(渋滞を考慮したんですが、意外と道がすいていましたから)お店が開くのを少し待っていました。
そして開店!!。
期待感高まる支配人です。

IMG_2185.JPG
お店はオープンキッチンになっています。
せっせと働くスタッフたち。
日本でもアンデスの福の神と人気のある「エケコ」の人形が置いてありました。
人形は皆煙草をくわえています。
毎週火曜日にタバコを吸わせるとより福がやって来るそうですよ。

IMG_2194.JPG
お店の中にはパン焼き釜までありました。
パン専門のスタッフまでいるので、焼き立てのパンが食べられる!!。
素晴らしい!!。

IMG_2188.JPG
これ、実はトイレの写真です。
トイレの中が鏡張り!!。
まるで万華鏡のようなトイレです。
自分がめちゃたくさん居るみたいでおかしいなぁ。(笑)

IMG_2196.JPG
最初のテーブルセットがこれ。
ピンセットが置かれています。
何に使うのかなぁ?。

IMG_2199.JPG
最初の一皿はこれです。
これをピンセットで食べるんですね。
今ピンセットでつまんでいるのは、下がキヌアの煎餅、上の茶色いペーストがキノコのペースト。それにチョコレートを混ぜ、キノコとチョコレートのほんのりと甘い斬新な味わいです。
そして黄色い丸いのは、「カウサ」と呼ばれるペルー風マッシュポテト。
タンボ・ロッジでもよく作りますよ、これ。
本来は上に鶏肉が乗っているそうですが、「肉を避けて」という私たちのリクエストなので、それをトマトに替えてくれています。

IMG_2202.JPG
焼き立てのパンとバターです。
フォカッチャタイプのパン、さすがにおいしい!!。
バターは「ホイップバター」、真ん中の緑色の部分は、バジルソースです。
これ、おかわりしちゃおっと。(笑)

IMG_2203.JPG
とっても綺麗な盛り付けのサーモンのような「虹鱒」が出てきました。
ニジマスの下にあるソースは、「Ocopa」という名前のソース、ペルー南部の第2の都市「Arequipa」の郷土料理のソースで、玉ねぎとニンニクと香菜(パクチー)を炒めて、ミルクとチーズとピーナッツを入れてミキサーにかけて滑らかにしたソースです。
とてもおいしいんですよ、このソース。
もちろんタンボ・ロッジでも時々使っていますが、本来はジャガイモにかけるソースです。
ニジマスの手前左側にある、ジャガイモをひっくり返したように見えるものは、スモークされたウズラの半熟卵。その右隣りはもちろんジャガイモで、お皿の縁にあるミントの葉が添えられているものは、「オユコ」という日本にはないツルムラサキ科の芋です。

IMG_2206.JPG
中が紫色のジャガイモを鎖状にスライスし、繫がったポテトチップスを食べる支配人。
器用ですよねぇ、こんな切り方。
私には出来ませんよ~~。(笑)

IMG_2208.JPG
次はこれ、写真ではよく見えないけれど、一番下にチアシードが入っています。
チアシードを塩味に使うんですね。びっくりしました。
そしていろいろなトマトとマリネしてあります。
ペルー原産の食用ほうずきも入っていますよ。
バジルの葉とタイムの花も入っています。
とてもおいしいです。

IMG_2210.JPG
何か葉に包まれたものが出てきました。
さて何でしょうか?。

IMG_2211.JPG
開けてみるとこんな感じです。
実はこれ、「Ceviche Amazónico」、アマゾンのセビッチェです。
セビッチェとは、最近日本でも知られ始めてきましたが、ペルーの魚介類を使った「カルパッチョ」の様な料理です。
お酢は使わず、レモンの酸味でマリネにします。
この「アマゾンのセビッチェ」は、材料は全てアマゾンのものです。
魚は「Paiche」というアマゾンに住む大きいナマズの一種を使っています。
そのナマズを、中華鍋で「ピスコ」というペルー独特のブドウの蒸留酒と玉ねぎなどの野菜共に炒め、アマゾンで採れるミニトマトくらいの大きさの「Aji charapita」とアマゾンの野生の香菜、そして木立トマトで作ったソースで仕立ててあります。
なんだか初めて食べる味。
伝統的な「セビッチェ」を飛び越えてしまっている、斬新な料理です。

IMG_2213.JPG
そしてそのセビッチェを、バナナチップスでと共にいただきます。
バナナ、エクアドルとコロンビアで散々食べて、もうバナナは飽きてしまった私ですが、ペルーに来てからは食べていません。
しかしこれで思い出してしまいました。(笑)
でもセビッチェとの相性は良いですよ。
何せアマゾン仲間だしね。(笑)

IMG_2216.JPG
またまた変わったお皿が登場。
緑色のペーストは、かぼちゃペーストです。
皮の部分を多く使っているみたいですよ。
小さい窪みの茶色いソースは、なんと!!醤油とオリーブオイル。
醤油って、本当に世界に認知された調味料になっていますね。
右のこじんまりと固まっているのは次の次の写真で見てみましょう。

IMG_2217.JPG
そしてこんなポットが・・・・
焼き石が入っていて、レモングラスとショウガが入り、焼き石の熱で煙が出ています。
この香りを嗅ぎながら、プレートの料理を食べる・・・
とっても斬新な料理ですよ、これ。
クンクン、良い香り・・・そしてプレートの料理をパクパク、そしてまたクンクン。・・・
ユニークだなぁ~~。

IMG_2218.JPG
本体の拡大写真です。
野菜の中に白身魚と筋子のようなもの。
これ、食べてびっくり!!、筋子ではありません。
なんと、タピオカの醤油漬け。
良く日本でもベジタリアンの料理に登場する偽筋子ですよ。
驚きました。

IMG_2219.JPG
「チタ」という魚の料理です。
上のちりちりのものは、この魚の鱗をバーナーか何かで焼いて、カリカリにして煎餅の様に食べられるようにしたもの。
魚の右のペーストは、「アーティチョーク」のペースト。
ペルーでもアーティチョークはたくさん採れるんですよ。
ペーストの上は、バジルの葉でした。

IMG_2224.JPG
ここからがやや甘い系、デザートまではいかないけれど料理からデザートの橋渡しみたいなものですね。
黒いキヌアと普通のキヌアをおじやのようにして、アーモンドと焼きマンゴーがたっぷりと入っています。
パッションフルーツの酸味も加わり、なんだかとても爽やかでおいしいです。

IMG_2228.JPG
ここで何か栗みたいなものが登場します。
しかしこれは見せるためだけ。食べられないそうです。
聞いてみると、ペルー独特のフルーツ、「ルクマ」の種だそうです。
ルクマ、最近はスーパーフードとかでもてはやされ始めていますからね。
しかし、光沢のある栗みたいだなぁ〜。

IMG_2229.JPG
ルクマの種を見た後に出てきたのは、そのルクマの種そっくりに作られたアイスクリーム。
チョココーティングされたアイスクリームにルクマパウダーを練りこんであります。
少し粉っぽいけれど、とても濃厚な味がします。
そして酸味のあるクリームの上に、グラノーラとチョコパウダーがまぶしてあるので、こちらもおいしいです。

IMG_2232.JPG
中をほじくってみたところです。
クリームとグラノーラを混ぜて食べるとおいしいですよ。

IMG_2233.JPG
そして最後はいつものように、エスプレッソコーヒーをいただきました。
この器、ガラスが2重になっていて、コーヒーが冷めにくい構造です。

IMG_2235.JPG
なんだかお祭りのような飾りが出て
きましたよ。
そして飾りの上からパラパラと色紙を散らします。
まるで誕生日をお祝いしてもらっているみたい!!。
なんだかうれしくなってしまいます。

IMG_2236.JPG
その飾りの中にもスイーツが隠されていました。
食用ほうずきのゼリーです。
食用ほうずきの皮に包まれているので、単純なほうずきかと思っちゃいましたよ。
なかなかやりますねぇ。

IMG_2238.JPG
コーヒーの口休めにと石ころが出てきました。
バジルがまぶしてあるものだけが実はホワイトチョコレートです。
あとは本物の石ですからね、食べられません。(笑)
こんな演出も面白いです。

IMG_2241.JPG
あ〜〜、食った食った!!大満足の支配人。
別にラテンアメリカベストレストラン50のランキングに出ていないお店だって、素晴らしいじゃないですか!!。
ランキング自体が投票権を持つ人の投票によって決まるらしいので、かなり個人の好みやレストランのプロモーション力が威力を発揮するんでしょうね。
私はこの斬新な料理を出すレストラン「IK」、とても良い評価だと思いますけどね。
posted by 料理長 at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016年アンデス食べ歩き