2016年02月02日

グルテンフリーの嘘、本当(8)現代の小麦(2)

またもや更新をさぼっていた「グルテンフリーの嘘、本当」シリーズ(笑)。
1カ月ぶりに更新しましょう。

前回から本題ともいえる小麦の話になってきました。
前回は小麦の品種改良=遺伝子操作が「現代の小麦」を生んでしまって、それが自然と反するものになっているということを、本を引用しながら書きました。
今回は、その品種改良の話をしましょう。

「品種改良」という言葉はよく聞きますね。
なんだかそんなに悪いイメージの言葉には感じません。(笑)
良くも悪くも、作物を人間に都合のよいものに変化させるために行われています。
たとえば米や麦だと、背が低く、風などで倒伏しにくい、多収(他のものよりたくさんとれる)、病気に強い、寒さに強い、暑さや日照りに強い・・・・ここまでは作る側の都合ですね。
そして、おいしい、米ならば、モチモチしていておいしく感じる、パンならば、良く膨らんで、ふかふかの食パンができる・・・などです。こちらは消費者の消費行動に起因しています。
野菜も同じです。かなりの品種改良がおこなわれています。
これらは人間にとっては極めて都合が良い面を持っています。
しかし、それが食べた人の健康にどう影響を及ぼすかは、実際にほとんどわかっていません。

ところで、日本では、昭和26年以降に盛んになった、「放射線照射」による品種改良があります。
「放射線育種」とも呼ばれています。
それはどういうものかというと、改良しようという作物の種に放射線を照射し、突然変異(奇形)を作り、それが人間の都合に合致する性質を示すならば、何代にもわたって種を取りながら育てて、その性質が固定化したのを見計らって、新しい品種としてデビューさせるというものです。
放射線にも何種類もあって、それを駆使するんですね。
たとえば「γ線(ガンマー線)」という放射線は、その作物が「後世獲得した性質をキャンセルする」という性質が強い改良になります。
つまり、小麦で考えると、他の植物と競争しなければいけない野性的環境では、背が高くならないと、太陽の光を浴びることができずに、枯れてしまいます。
だから、小麦は生き延びるために、「背が高くなる」という性質を獲得していくんですね。
種をつないできた、ヨーロッパの古代小麦は背の高い品種が多いのはこのためです。
しかし、圃場では、他の競争する植物は、人間が借り払って管理します。
そのため、背が低い方が風にも倒れにくく、好都合というわけです。

放射線により、品種改良された植物は本当にたくさんあります。
なにも小麦だけではありません。
だから、それが体に悪いと言うならば、小麦や大麦、ライ麦を避ける「グルテンフリー」を実践ただけでは何の意味もありません。
驚くことに、日本の中だけで考えると、「小麦」の放射線育種は2品種だけです。
それに引き換え、「お米」の放射線改良は、なんと!!46種類にも及びます。(2000年のデーター)
そのデーターは、IAEA(国際原子力機関)のホームページのデーターベースで確認ができます。
データーのアドレスを貼り付けておきましょう。
なんと、88ページにも及ぶ膨大な量ですよ。
http://www-pub.iaea.org/MTCD/publications/PDF/Newsletters/MB-REV-12.pdf

ただし、その放射線育種が体に悪いという確立されたデーターはありません。
しかし、「特定非営利活動法人Axis委員会連合」のホームページでは、そのことに対して、警鐘を鳴らしています。
品種改良の方法も、詳しく出ているので、参照していただけるとありがたいです。
http://axis-organic.com/essei/post-51.php
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