2016年04月12日

グルテンフリーの嘘、本当(12)古代小麦の話(1)

前回の更新から2カ月以上も経ってしまったこのシリーズ・・・なかなか更新が進まなくて、読んでくださる方に申し訳ないです。
しかし、それにもめげずにまだまだ頑張ります(笑)。

今回から2回ほど、「現代の小麦」から話題をずらし、「古代小麦」について書いて行きたいと思います。

「古代小麦」・・・この言葉を聞いたことがある方はたくさんいると思いますが、何を指して古代小麦と言うのか・・・というところが非常に混乱していますね。
グルテンフリーを標榜する方の中には、「古代小麦なら良い」という人までいる始末!!。
そりゃあね、いくら「古代」と言っても、グルテンは入っていますよ。(笑)
だけど、昭和26年以降に人為的品種改良された小麦とは、もちろん違います。
では、まずは小麦の進化の過程をちょっと書いておきたいと思います。

簡単に小麦の進化過程を言うと、染色体の数よる分布で3つに分かれています。
もっとも原始の状態の野生小麦は「一粒小麦」と呼ばれている、染色体数7対14本のもので、それが野生の「クサビコムギ」と交配し、「二粒小麦」と呼ばれる染色体数14対28本のものができ、それがやはり野生の「タルホコムギ」と交配して誕生したものが、現代の小麦と同じ数の染色体(21対42本)を持つ、「パン小麦」または「普通小麦」と呼ばれるものです。
かなり古くから、現代の小麦と同じ染色体のものが出来ていたんですよ。
それは、「wikipedia」に詳しく出ていますので、引用させていただきます。

以下引用・・・・
「中央アジアのコーカサス地方からイラクにかけてが原産地と考えられている。1粒系コムギの栽培は1万5千年前頃に始まった。その後1粒系コムギはクサビコムギAegilops speltoidesと交雑し2粒コムギになり、さらに紀元前5500年頃に2粒系コムギは野生種のタルホコムギAe. squarrosaと交雑し、普通コムギT. aestivumが生まれたといわれる。
普通コムギの栽培はメソポタミア地方で始まり、紀元前3000年ごろにはヨーロッパやアフリカに伝えられた。」
・・・・以上引用終わり

だから、古代小麦と言っても、色々なものが存在し、わかりにくくなっているんですね。
下記の図を見ていただくと、なんとなく全体像が分かると思いますので、貼り付けておきます。
123909138465116209982_20090408a.JPG

しかし、複雑な古代小麦は、現代においては大きく2つの系統に分かれています。
それは、自家採取しながら、延々と種をつないできた種類のものと、古代の遺跡から発掘された種をまいてみたら発芽したと言われる古代小麦の「カムット小麦」です。
複雑な小麦は次回に書くとして、カムット小麦とはどんなものかを少しだけ書いておきましょう。

カムット小麦は6000年前のエジプトで栽培されていたと言われています。
この小麦の種の発見は、秘密のヴェールに包まれた感があり、今や伝説の様になっています。
詳しくは、こちらのサイトをご覧くださいね。

ところで、このカムットという古代小麦は、小麦アレルギーの人の70%がアレルギー反応を起こさないそうですよ。
ラベルにそう書いてありました。
ということは、グルテンって、悪者じゃないということは一目瞭然ですね。
だって、小麦だもの、グルテン入っていますよ。
IMG_6984.JPG
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