2017年03月03日

コロンビア1のレストラン Leo Cocina Y Cava

この記事は2016年11月1日〜12月18日まで、私達が南米アンデス諸国を食べ歩いた時のことを後から記事にしたものです。

12月10日(土)、この日のランチは、コロンビア1のレストラン「Leo Cocina Y Cava 」でいただきました。
実はこのレストラン、「ラテンアメリカベスト50」というランキングの2016年度第16位という素晴らしいレストランです。
このランキングのコロンビアでのトップがこのレストランです。
今回の私たちのアンデス旅行も、「食の研修」がテーマですので、今までいろいろと食べ歩いてきました。
一番最初にトップレベルのレストランを回ると、後が悲しくなるので(笑)、トップレベルのレストランは最後に回したんですよ。
エクアドルのキトでは2か所高級レストランで食べましたが、コロンビアではここが初めてです。
このレストラン、「Leo Espinosaさん」という女性がシェフを務めるレストランです。
彼女はコロンビアの食材をかなり研究されていて、その食材を生かした斬新な料理をこのレストランで提供しています。
さて、洗練されたコロンビア1のレストランの料理、堪能したいと思います。

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レストランは私たちの滞在している旧市街の「カンデラリア地区」から歩いていくと30分くらいかかります。
行きはトランスミレニオという新交通システムのバスを使い、帰りはお腹いっぱいだから、歩いて帰りました。(笑)
お店はシンプルな佇まい、コロンビアの治安のせいもあって、ドアをノックするとガードマンが居て、お客かどうか確認後、店内に案内されました。

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今回はコースメニューを頼みました。
アラカルトも頼めるのですが、コロンビアの料理については、私は初心者!!。
食材の名前も知らないものが多いので、いろいろなメニューが出てくるコースを頼んだんです。
で、まずはそのコースとは別に、ドリンクです。
これは「クジャ・アグリア」というコロンビアアマゾンのフルーツを使ったジュース。
酸味があって爽やかで、初めて飲む味わいのジュースです。

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ストローが変わっています。
これ、植物の茎です。
空心菜のように、中が空洞なので、ストローに使えるみたいですね。

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右側のパンは「Pan de achín」、真ん中が「chontaduro」のバター。
パンは何やら「achín」という私の知らないものが入っている様子。
「chontaduro」は、鈴なりに生るヤシの木の実(柿みたいな見てくれです)を使ったバターです。
とてもコクがあっておいしいですよ。
一番左はワサビの味と香りが少しする「ナスタチウムの葉」(上)と、ビーツの若葉(下)です。
最初から初めてのもので驚きました。

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前菜の一皿目です。
とても綺麗な盛り付けに感激!。
プレートの左は、トウモロコシ粉の春巻きの皮の中に、馬肉の燻製が熱帯雨林の果実「カムカム」で酸味のある味付けになっています。繊細な料理ですよ。
そう、ここで一つ注文する前に伝え忘れてしまっていたことがあったと反省。
それは肉はなしにしてほしいということでした。
だから肉が出てきてしまったのね。(笑)
しまった!!、と思っても、もう遅いです。
なので、ありがたくいただくことにしましょう。

そしてプレートの右側の料理は、同じくトウモロコシのタコス状の皮の上に、薄く切った赤いジャガイモと、その間に河海老のソースがサンドしてあります。
これもとても繊細な料理です。
しかしこのエビソース、ペルー南部の町「アレキーパ」の郷土料理とそっくりな味です。

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うひゃ~~、綺麗!!。
サラダで出てきたプレートです。
木立トマト(Tomate de arbol)のソースが下一面に薄く敷いてあるというか、張ってある感じで、その上に綺麗な野菜や豆類がランダムに並んでいます。
左に突っ立っているのはアボカド。薄く切ってロールにしてあります。
黄色い丸いのは、ひよこ豆ではなく、マカデミアナッツ。
ソラマメみたいなものは、「Chachafruto」という熱帯の木の実だそうです。
そしてなんと、フランス料理に使うカタツムリまで入っていました。
アマゾンからアンデスから海岸地帯まで、コロンビアの自然のものを使うとこういうものができるんですね。

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あまりの綺麗さに感激する支配人。
食べるのもったいない!!。
じゃあ私が食べて差し上げましょうか?。なんちゃって。(笑)

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泡泡の中に何か入っているものが出てきました。
ナスタチウムの葉がアクセント!!。

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中から出てきたのは、太麺・・・と思ったら、実はこれ、「ヤシの新芽」のパルミットを薄くスライスしたもの。
ナスタチウムの葉の下にはチーズが少し入っています。
やや塩味が強いですが、塩味がしないパルミットと一緒に食べることで丁度良い具合に食べられます。
ジャングルと森林と原野でとれるもののコラボだそうです。
下のソースはトウモロコシと白ワインのソース、こんな組み合わせもおいしいです。

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ソースを目の前でかけていただく料理です。
この方式、エクアドルの高級レストランでもやっていたし、まもなく行くペルーの高級レストランでもやっていたし、日本への帰りに寄ったメキシコの高級レストランでもやっていました。
ラテンアメリカの今の流行かも!!。

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完成形です。
真ん中のまるでアイスクリームみたいなのは、未熟なココナッツを使っているような感じです。
鶏肉を割いたような食感で、とてもユニーク!!。
ソースは、アマゾンで採れる「Chuchuwasa」と言うものと、アカシアの蜂蜜を使ったソースです。
なんだか醤油の香りを抜いた、醤油ラーメンのスープみたいな不思議な味!!。(笑)
実に面白いです。

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幾何学模様のようなプレートが出てきました。
大きいほうの四角いものは「ツナ」、マグロです。
その上にチョコレートソースが塗られています。
そのソースには、コロンビアのモンポスと言う湿地帯の中にある地方の町特産のお酒のような濃厚な蜜が使われているとのこと。
そして一本線はサトウキビの蜜。
真ん中の花は山の原野に咲く食べられる花だそうです。
そして左側のナスタチウムの葉の下は、やはりココナッツっぽいもので出来ていました。

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ヤギのステーキ、アラカチャという南米の人参のような根菜のソース、緑のパウダーはグリンピースパウダーです。
うひゃ~~、肉が嫌いな私ですが、出てきた以上頂きました。
久しぶりに食べるステーキ。
ビールで煮てあるそうです。
まるで七面鳥のような感じの肉でしたよ。
ヤギのステーキなんて、私にとってたぶん人生初めての体験です。
最初に肉ではないものを・・・というのを伝えるの忘れたことを後悔しました。
でも決してまずいわけではありませんよ。
おいしいと思います。
とてもよく料理されていますから。
でもなんだか肉全体が自分の好みではないのが残念なだけですから。

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デザートはやはり繊細です。
上の薄い板は、アンデスのブラックベリー「モラ」の果汁をベースに、砂糖を使ってパリッとさせた超薄い飴。
そして甘めのウエハス、カケテーニョというチーズのアイスクリームです。
しかしよくこれだけ繊細で、そして自国の食材を駆使した料理の数々、とても満足度高いコース料理でしたよ。

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最後にいただいたのは、おいしいおいしいコロンビアのエスプレッソコーヒー。
今まであまりおいしいコーヒーを飲めなかったコーヒー輸出国のコロンビア(笑)、このコーヒーには感動です。
これだけ全部のコースで、値段はどれくらいかというと、13万5千コロンビアペソ。
約50ドル弱です。
それにチップとかを入れても、一人60ドル行くか行かないかですから、何とも格安な値段ですね。
ラテンアメリカベストレストランベスト50の堂々16位のコロンビア最高峰のレストラン「Leo Cocina Y Cava 」、堪能させていただきました。
自国の食材を徹底的に研究されている女性シェフに感動しました。
自分も日本の食材を研究しなくっちゃ!!。
posted by 料理長 at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016年アンデス食べ歩き
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