2017年03月06日

リマの美食レストラン(2)Astrid & Gaston

この記事は2016年11月1日〜12月18日まで、私達が南米アンデス諸国を食べ歩いた時のことを後から記事にしたものです。

12月13日(火)、この日はかねてから行ってみたかったペルー中で一番有名と言えるレストラン「Astrid & Gaston」でお昼のコースを食べる日です。
実はこのレストランのシェフ、「ガストン・アクリオ」は、「『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』 - 食で国を変えた男」という映画にもなっていて、2015年秋に日本でも公開されました。こちらを見てね。

彼の登場により、ペルーの美食系レストランはかなりのレベルアップを果たし、ペルーは今や世界から注目されるほどの素晴らしい美食の国となりつつあります。
そんな本家のレストランで食べられるなんて、ウソのようです。
私たちは携帯も持っていないので、旅に出るとネットはできません。
ネット予約が主流の高級レストランですが、このお店、実は前の日の12日(火)に「Marabar」に食べに行ったとき、そこから歩いてすぐのところなので、いきなり店を訪れ、予約を試みました。
幸い空いている席があったので、予約できたんですよ!!
しかも、「肉を避けて欲しい」とお願いすると、すぐさまOK。そして「アレルギーがあるのですか?。」とも聞かれました。
素晴らしい対応で、とても感じが良かったです。

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まるで貴族の邸宅を思わせる建物、これが噂の「Astrid & Gaston」。
なんだかスーツでも着ていかないといけないかと思うほどの立派さです。
私たちは旅の途中ですから、たいして綺麗な格好をしていないので、ドキドキでっしたよ。(笑)

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レストランの前の支配人。
なんだかちょっと緊張しちゃってるね。(笑)
でもそこはペルー、中に入ると結構ラフな雰囲気でしたよ。

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まずはお酒が並んでいるBarの前でテーブルがセットされるまで少し待つのですが、ミネラルウォーターを出してくれました。

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私たちが選んだのは、10品出るトラディショナルな2016年春のメニュー。
南半球ですから、12月は立派な春なんですね。
北半球のコロンビアから戻って来たばかりだから、なんだか戸惑います。(笑)
そして、このメニューの中にある、肉の部分を別なものに差し替えてくれるそうです。
楽しみ!!。(^^♪メロディ♪♬~♫!
肉は2皿、El cuyは、コロンビアの大道芸のところで登場した、あのモフモフちゃんです。
そしてもう一つは「Conejo」、これはウサギの事です。
ペルーではよく伝統食で食べるんですよ。
さて、これが何になるかは運ばれて来た時のお楽しみです。

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まずはパンのセット。
キャッサバ芋の澱粉とチーズのパン「パン・デ・ケソ」(ブラジルのポン・デ・ケイジョと同じ)、それにフォカッチャなどです。
とてもおいしいので、おかわりしちゃいました。(笑)

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パンにつけるバターやチーズなどです。
一番左はトマト入りチーズ。やや甘みがあり、カッテージチーズと相性良いです。
真ん中がバター。右はワカモーレです。

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私たちはお酒が飲めないというと、「ノンアルコールのカクテル」も用意してあるというではありませんか。
ということで、私はこちらを。
これは「Santo morado」という名前で、直訳すると「紫色の聖人」です。
この紫色のもの、実はペルーの伝統的なドリンク、紫トウモロコシのジュースがベースです。
紫トウモロコシと、クローブとシナモンとアニスを入れ、フルーツも少し入れてよく煮出し、それを濾して砂糖とレモン果汁を入れた国民的なドリンクですが、アレンジでこんなに立派なカクテルに生まれ変わっています。
とても洗練された味でおいしかったです。

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国民的な紫トウモロコシのジュースの写真がこれです。
とてもシンプルですね。
ペルーの庶民的なレストランでいただいた時の写真です。

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そして支配人の頼んだカクテルは、「Tumbo」。
Tumboというのは、エクアドルで飲んだジュースの「Taxo」と同じフルーツです。
国が違うと名前が違うので、慣れるまで大変ですよぉ〜〜。
私はペルーの事のほうがよくわかるので、助かります。(笑)
その「Tumbo」の果汁と、パイナップル、オレンジと、レモンバームのシロップが入ったカクテル、酸味があっておいしいです。

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綺麗なノンアルコールカクテルと、おいしそうなパンを前ににっこりの支配人。

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ドライアイスで冷やされた変わったものが出てきました。
さて、これは何でしょうか?。

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これをホタテの上のアボカドを使った緑のタルタルソースの上に掛けていただくんですね。
目の前でシュワシュワとアボカドタルタルにかけてくれました。
緑のタルタルソースが隠れるくらいまでかけていただきます。

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完成形です。
緑のソースを見せた後、白く覆われたものをいただく・・・
演出が凝っています。
程よい口どけのホタテと淡い味のタルタルソースと白い粉。
そしてとてもおいしいです。

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これも目の前でソースをかけていただく料理です。
「Sebiche Limeño」、リマのセビッチェです。

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完成形です。
器も冷やしてありました。
トラディショナルな味のセビッチェです。
にんにくは入っていません。
赤いのは「ロコト」というペルーの激辛唐辛子。
慎重に食べなくっちゃ!!。(笑)
セビッチェなので、白身魚の刺身が入っています。

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「El huevo camanejo」という料理です。
真ん中の丸いものは、揚げた卵。それも半熟です。
オレンジ色のソースは、ペルー南部の都市「アレキーパ」の郷土料理のソースの味です。
ミルクと「アヒ・パンカ」という辛くない唐辛子を半干ししてペーストにしたものを使った、とてもおいしいソースです。
黒い丸い粒粒は、なんだか山ウドの実のように少し甘いけれど、種がありません。
もしかして種を取り除いたのかもしれませんけどね。

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揚げ卵をつついてみると、中から半熟の黄身がドロッと出てきました。

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ここでちょっと一休み。
満席の客席です。
結構みんなラフな格好で来ているでしょ。
これを見て安心しましたよ、私たち。(笑)

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本来はここで肉が出てくるところですが、タコ料理になっています。
しかもとても美しい!!。
3つのタコ、それぞれに味が微妙に違います。
一番右はクミンが効いて、カレーっぽい味。
透明なソースはレモングラスとバジルのソース、白いピューレは「Apio nabo」という、セロリの根隗のピューレ。日本では調べたら、「セロリアック」というそうです。
とてもおいしくて味わい深い料理です。

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「El tamalito」という、ペルーの国民的なスナックの変化系料理です。
真ん中の大きい塊がそのトウモロコシ粉の蒸し物。
本来はトウモロコシの皮で包んで蒸すのですが、トウモロコシの皮は下に敷いて飾り付けてありました。
鮮烈な赤い色のはビーツ、赤い輪は例の辛いトウガラシ、黒オリーブなどが飾られて、香菜(パクチー)のソースがかかっています。
本当に伝統的なメニューのアレンジ、楽しいです。

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こちらはペルーの庶民的なレストランで食べた「El tamalito」。
とてもシンプルですね。

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ここで私はカクテルをお代りしちゃいました。
今度は別のカクテル、パッションフルーツのカクテルです。

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「Mero murique con diversidad de choclos」です。
Mero muriqueという魚の料理。
赤いソースはペルーではよく登場する「アヒ・パンカ」という辛くない唐辛子のペーストを使った味わい深いソースです。
上の緑色は、香菜(パクチー)。
後ろのピントが合っていない部分にぼんやり見える丸い黄色い物体は、カモテという甘い薩摩芋とバターを練りこんだ団子です。
とてもおいしい!!。

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さて、肉が出てくる場面ですが、こちらに変えてくれています。
パルメザンチーズ入りニョッキ。
下のソースはトマトのドゥミグラスソース。
これは結構シンプルな料理ですが、おいしいですよ。
メインディッシュはここまでで終わり、次はデザートの部に移ります。

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スイーツは2種類です。
エクアドルで食べた、カルピスのような味のフルーツ「グァナバナ」を使った、ふるふるのスイーツです。
トウモロコシの粉でふるふるになっていると思われます。

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リンゴチップスと、アイスクリームと、ホイップクリームと、キヌアのポップのスイーツです。

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そしてドリンクは、水出しコーヒー。
今回の旅行で水出しコーヒーを飲んだのは初めてです。
とてもおいしい!!。

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こちらはコーヒーのお茶請けのお菓子たち。
「お菓子のお店」という名前だそうです。納得するなぁ。
しかし、この中から5つ選ぶんだそうですよ。
全部じゃダメ?。(笑)
全部食べたら鼻血出しますよきっと。 ^^) _旦~~

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私はこの5つを選びました。
黄色くて赤い線が入っているのは、アンデスの黄色いトウガラシ(あまり辛くない)を入れたチョコレート。
城に緑の線が入っているのは、オレガノを使ったホワイトチョコ。
あとはチョコボールと抹茶ボールと、フィナンシェです。
とってもとっても満足のコース料理でした。

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とてもにこやかな支配人。
そうだよね、これだけ楽しめたんだもん。
そしてまた翌日のお昼も豪華に食べますよ〜〜。
だって私たちはもうあと2日しかペルー滞在がないんですからね。
これこそ「食い倒れ」!!(笑)
posted by 料理長 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016年アンデス食べ歩き
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