今日はタンボ・ロッジのある南会津町の北隣の村「昭和村」へと出かけました。
目的は、凍結解凍を繰り返したジャガイモを皮を剥いて水にさらし、「白チューニョ(モラヤ)」に仕上げるためです。
どうして隣の村まで出かけていくかというと、タンボ・ロッジ周辺にも湧き水はあるのですが、雪に閉ざされ、除雪しないところにあるので、冬はよほどの装備でないと近寄れないということと、人が近くにいないので、管理ができずに、もし暖かい日があると、雪解け水で増水し、川に流される恐れがあるからなんですよ。
タンボ・ロッジの近くにも、湧き水を家に引いているお家はあると思うのですが、面識がないのでお願いできないしね。
そこで、昭和村に住んでいる友人宅にお邪魔したというわけです。
友人宅は、山からの湧き水を水道で家に引き込んで使っています。
タンボ・ロッジは町の「簡易水道」だから、塩素が入れてあり、いくら「浄水器」を通した水にさらすと言っても、「流水」にしなければいけないので、水道代がめちゃ高くなってしまいますからね。

タンボ・ロッジを車で出発し、約40分で町村境界の峠に差し掛かります。
うひゃ〜〜、タンボ・ロッジ周辺よりもかなりの雪深さ!!。

友人のHさん宅は、古民家なので寒いと思っていたら、薪ストーブでほかほかの暖かさ。
このままくつろいで、何もしないでのんびり過ごしたい!!(笑)。

ちょうどお昼なので、タンボ・ロッジから持参した「炊き込みご飯」と「レンコンのマリネ」、そしてHさん手作りのスープでランチをいただきましょうね。
スープ、薪ストーブでことこと煮込んだので、とても体が温まり、ほっとする味でおいしいです。

ランチタイムの後は、凍っていたジャガイモをお湯に付けて少し融かして、皆で皮剥きです。
車で少し行ったところのHさんの友人も訪ねて来て、お手伝いしてくれました。
薪ストーブを囲んで、おしゃべりしながらの楽しいひと時です。

さあ、剥き終わったジャガイモを、水に晒します。
バケツの下に小さな穴をあけているので、下からも少しずつ水が出て行く仕組みです。
これから約10日間、こうして流水で晒します。

寒いけれど、なんだか楽しい一日でした。
Hさん、ありがとうございます。
そして10日間、チューニョをどうぞよろしくお願いいたします。